ごきげんよう!
今日は、前編で約束した「リズム」についてお話ししていきますね!
リズムとは?
weblio辞書には、「周期的に反復・循環する動き。律動。運動・音楽・文章などの進行の調子」とあります。
みんな良くご存じの「四分音符」、「タン・タン・タン・タン」の流れが繰り返していくとパルスが生まれます。
このパルスのことです。
何処かで音楽が聞こえると、よくこれに合わせて歩きましたよね。
パルスが狂うと突っかかって、転びそうになったものでした。(オ・ト・ト!)
リズム感ってなに?
正確にリズムが取れて、そのリズムをどう感じるかという、文字通り「リズムの感じ方」のことです。
人それぞれに感じ方が当然違ってきます。
リズムを細かく感じるほど動きや表現するタイミングが、よりタイトになっていきます。
そして、身体の中に細かいリズム感が入っていくと、動きがかっこ良くなっていきます。
話す時にも、スピード感やダイナミックス感も付いていき、聞き手が引き込まれるような歌い手や話し手にもなっていくと思います。
リズム感をつけよう!
歌う時やおしゃべりをする時、朗読をする時にもリズム感はとっても大切だと感じています。
リズム感がないと、ただダラダラと平坦に話すことになるし、メリハリがなく魅力に欠けます。
バラードを歌う時の間も、「なんか、つまらないね~!」っていうことになってしまいます。
8ビートとは?
で、リズム感を付けていくにはどうするのか!
上記の「リズムとは?」で説明した4拍子で「タン・タン・タン・タン」と感じるのを、
「タン・and・ タン・and・タン・and・タン・and」と、
「and」を感じていきます。
いわゆる「ウラ」を感じると言うことです。
上の「タン」の太文字の位置が違うのを発見しましたか?
アクセントの位置が違ってきます。これは、歌をフォーカスする人には大切なことです。
2番目と4番目にアクセントがありますね。アフタービートって言っています。
「1 and 2 and 3 and 4 and」
上記の「and」を感じるのが「8 beat」(エイト・ビート)です。
音楽を聞きながら、この「ウラ」と「アフタービート」を感じて身体を動かして練習をするのが良いと思います。
動きがかっこ良くなっていきますよ!
16ビートとは?
16ビートは、8の倍ですから、エイトビートより「倍」細かく感じると16ビートになります。
16ビートを文字で表すとなんか面白いことになりました⁉(動画とか音声を入れた更新はもう少しお待ちください。頑張ってみますね!)
「タン ウ and ウ」を1拍子の中で感じます。
で、つまり
「タン ウ and ウ タン ウ and ウ タン ウ and ウ タン ウ and ウ 」
なんだかね!(ウ)のところは他のもっとかっこ良い言い方でどうぞ!(ウ)しか思いつかなかったのです。ごめん!
1拍子を感じる中で4つ細かく感じるのです。
「1 a a and 2 u u and 3 e e and 4 o o and」とか、どうでしょう!
Swing ビートとは?
1拍子の中に3つ(3連符)を感じます。
キッチリとは割り切れない感覚ですよね!この割り切れない感覚がかっこ良いのです。
引きずった感じ!
「ダ~a・ダ~a・ダ~a」と感じるのが雰囲気が出ると思います。
なので、
「ダ~a・ダ~a・ダ~a、ダ~a・ダ~a・ダ~a、ダ~a・ダ~a・ダ~a、ダ~a・ダ~a・ダ~a」
となります。
2拍3連(2拍打つ中で3つを感じる)の練習からすると感覚が良くなると思います。
慣れてきたら、「ダ~a・ダ~a・ダ~a」と感じるところを、中抜きで感じる。
文字で書くとホント難しいけれど面白いことになりますね。
「ダ~a・nn・ダ~a、ダ~a・nn・ダ~a、ダ~a・nn・ダ~a、ダ~a・nn・ダ~a」
「nn」のところは休む(抜く)ところで真ん中を休んでいるから中抜きです。
決して「タッカ・タッカ・タッカ・タッカ」にはならないように注意しましょう。
スウィング感はネバリます。
ナットウ唱法です。
練習方法は?
16ビートの練習方法は、4つを感じるので、4つの文字を頭の中で、或いは声に出して言いながら練習します。
メトロノームに合わせて、身体の動きは、4分音符を感じて4つの文字を声に出す。
膝の屈伸やステップタッチをしながら「タンタンタンタン」と感じて動き、
地名の「ヨコハマ」とか「クマモト」とかを声に出してパルスを感じていく。
身体の動きは手拍子などでも楽しくなるかも・・です。
そして、4文字だったら、なんでも良いのです。名前なども楽しいですよね!
楽しくやりましょう!
メトロノームに変えて、ゴスペルなどを聞きながら4文字を言うと、16ビートが身体に入っていきますよ。
慣れてきたら、4文字のなかのアクセントの位置を変えて身体を動かしてみると16ビート感がタイトになっていきます。
「ヨコハマ」~、「ヨコハマ」~、「ヨコハマ」~、「ヨコハマ」
太文字の箇所がアクセントです。身体を動かしながらしないと、リズムトレーニングにはなりませんから、身体を動かして声に出してみて下さい。
面白い練習方法です。
スウィング感も同じです。
3つを感じるのですから、例えば、「スイカ」を言いながら身体を動かしていくのです。
そして、慣れてきたら、
「スイカ」「スイカ」「スイカ」とアクセントの位置を変えていきます。
まとめ
16ビートと3連のスウィングビート、この2つのフィーリングを身体の中に入れてしまえば、世の中の楽曲は全て歌えると言っても大丈夫です。
逆に、この2つのリズム感が身体に入ってないと、ちょっと、何かダサイ(これはもう死語ですか?)って言うことになります。
バラードを歌う時にも、3連の倍数で9連位を感じて歌うと音が伸びてきて軽くはなりませんよ。
「ノリ」とか「グルーヴ」とかのお話しになってしまいますが、これはまたの機会にしますね。
リズムの練習には、「ボブ・ストロフ氏著『SCAT!』」という練習本があります。ボーカリストは絶体練習すべきとお伝えしておきます!
そして、歌はその人の人間性が出ます。
声が良くて、リズム感も良い人の歌が「上手い歌」って言えるのか・・というと、そうではないと私は考えています。
こころに訴える歌でなくては「上手い歌」とは言えないと思っています。
なんか、上から目線だったり、自分を見て!見て!・・だけの歌だったり、等を感じると再度聞きたいとは思わないのではないでしょうか?
ここの部分も、また、いつかフォーカスして書いていきたいと思っています。