ごきげんよう!
今日は、のら猫を初めて飼う時に、何をすれば良いのかを、分かりやすく解説していきます。
もともと、猫が怖かった私が、のら猫を引き取る事となり、アタフタしながら、それでも孫と思える程になった経験をお話ししていこうと思います。
この写真は、手前が「ココ(女の子)」椅子に座っているのが「シロ君(男の子)」です。
ココ9才、シロ君13才になります。
あと、トラ君(13才)。チャチャ(女の子他界)の4匹の孫と一緒に暮らしてきました。
全員のら猫です。
これから、のら猫と一緒に生活を始める人に、参考になってくれたらうれしいと思っています!
捕獲や保護をした時、先ずやる事は?
いろんなシチュエーションで捕獲をしたり、保護をすると思いますが、
大体の場合は、保護した時ですよね?
保護の場合は、タオル等で温めてあげて、猫用ミルクか缶詰め等食べられるようだったら、食事を摂らせる。
そして、ダンボール等に入れて、獣医さんに先ず連れて行きます。
捕獲の場合は、大変です。
ギャー、シャーって威嚇されながらですから、引っかかれないように注意をしなければなりません。
猫のボランティア活動をしている団体か地域の窓口に連絡をします。
連絡をすると、小さなケージを無料で借してくれます。
ネズミ捕りの大きいバージョンみたいなケージです。やり方も教えてくれます。
我が家の場合は、親猫と子猫3匹が、天井裏に入ってしまいました。
1週間程で親猫がケージに入ってくれました。すっごい怖かったです。捕獲後は、暗くするためにケージにタオルをかけて、獣医さんに連れて行きました。
親猫を捕獲すれば、子猫は親のところに様子を見に来ます。
爪が鋭いので気を付けて、首の皮を掴んでダンボールに入れることができました。(冷や汗タラタラでした。子猫の威嚇もスゴイ迫力で怖かったのです。)
保護の場合や捕獲の場合も獣医さんに連れて行くまでの臨時のトイレは必要になります。
浅いダンボールに新聞紙を細かく切って入れると臨時トイレとして使えます。
ネコ砂を買いに行きます。7ℓ入りで500円前後からあります。
獣医さんに連れて行こう!
捕獲用のケージは、地域によると思いますが、全ての手筈が終わり、必要がなくなってから返却すれば良かったので非常に助かりました。
獣医さんに連れて行けば、病気のチェック、ノミやダニのチェック、避妊・去勢手術の日程も教えてくれますので、予約をしておくと安心です。
分からないことがあれば、殆どの獣医さんは、ボランティア活動団体と連携していますので、全て教えてくれます。
なので、費用は、のら猫捕獲として通常の半額だったと思います。
親猫の避妊手術が6,000円、子猫達はチェックで3匹で6,000円だったと思います。
親ネコは、桜カットをして、地域ネコとする方が良いとのことで、子猫のみ飼うこととなりました。
飼い猫となってからは、避妊・去勢手術は1匹、12,000円。
予防接種は、1種類1,000円です。3種をお願いしましたので1匹、3,000円。
予防接種は毎年となります。
初めて飼う時の準備は?これだけは揃えておくべき4つの物
初めてのことは、ホント何をどうすれば良いのかわかりませんよね!
何を揃えれば良いのか、何を買えば良いのか分かりません。
これだけあれば、取り敢えずは大丈夫という「揃えておくべき4つの品物」です。
その1、ケージ
2~3階層(幅70㎝×奥行60㎝高さが100㎝位)が良いと思います。
人間に慣れていない子ネコは、狭くて暗い場所に入り込んでしまい、探すのに一苦労します。
なので、ケージは必須です。
いろいろな種類がありますが、10,000円前後であります。
ケージの中にトイレを入れておけば、教えなくてもトイレの躾ができます。
ケージに入るサイズの小さなプラスチック製のボックス(100円ショップにある物)に、
ネコ用砂を敷いてあげたら、トイレだと分かったみたいでした。
トイレの躾は感動するくらい簡単でした。
新入りネコを受け入れる時にも、ケージは便利です。
新入りネコをケージに入れて、徐々に先輩ネコと慣らしていけば仲良しになります。
慣れて大きくなっても、ケージがお気に入りの場所になってくれれば、
具合が悪くなった時に、暗くしてあげると、その中で安静に出来ます。
その2、トイレ用品
ネコが人間に慣れてきて、ケージの外でも自然に生活が出来るようになれば、大きいサイズのトイレボックス本体と砂、本体をどれにするかでスコップも必要となります。
トイレ用ボックスは、いろいろ試した結果、取り外しが出来るフードがある大きいサイズの物をおすすめします。
縦横50㎝以上位の大きなサイズが良いです。
取り外しが出来るフードは必要だと思います。目隠しにもなりますし、砂の飛び散りも防ぎます。
我が家は、「リッチェルコロルネコトイレF60フード付き」を10年以上使っています。
3,000円程度です。スコップも付いてきます。
砂は、ずっと再生パルプ(紙)なので、未だに固まる時にブルーになる「ブルーノ」にしています。
固まった砂をゴミとして捨てる時に、軽いという理由から長年使っています。
トイレに流せるタイプの紙砂がほとんどですが、一度、トイレが詰まってしまった経験があるので、流さないでゴミ収集の時、燃えるゴミとして捨てています。
その他、いろんな種類が出ています。
鉱物で出来た物、おから、おがくず、化学物質、天然木材などで作られた砂の種類があります。
天然木材で作られた砂が、ネコの健康のためには良いようですね。
再生パルプの紙砂は、1袋7ℓ入りで500円前後からありますが、天然木材チップは約3倍程の高額となります。
その他、トイレ本体にもいろいろな種類があります。
2段式のトイレは、上段に固まらない砂を敷いて、下段に専用のシートを敷いて使います。毎日のお掃除は、下段は引き出しになっているので、手前に引いて、シートを取り換えるのみです。
多頭飼いでなければ、毎日のシート換えは必要ないのかも・・臭いは気にならなかった記憶があります。
2段式トイレ用の砂とシートが必要になります。5,000円からあります。
「トレッタ」と言う、自動トイレもあるようです。
顔認証カメラが付いていて、尿量、体重を自動計測アプリで測定し、スマートフォンに通知してくれるようです。多頭飼いには便利ですね。
ネコの頭数に応じた月額料金はかかります。一頭、1,000円程。本体は10,000円程度。
でも、
ここまで自動にするのだったら、全自動トイレが一押しだと思います。
約70,000円しますが、これから子ネコと一緒・・と考えたら・・!
自動でお掃除をしてくれるのは、最高です!
ハイテク機能で、固まった砂と便だけをコンテナに収納してくれて、何日かに1回、コンテナの中の汚物を捨てるだけでトイレ掃除は完了するのです。
約20年一緒に生活するのです。
うちの孫ちゃん達も、今、子猫だったら70,000円トイレにすると思います。
13才と9才なのでウ~ンと考え中です。
砂は専用の物かおからや木のチップも使用できる物もあるようです。
紙の砂は使えないようです。
猫が使ってくれそうだったら、高額ですが、全自動トイレは、おすすめです!
子猫からでしたら慣れてくれると思います。
水洗の全自動トイレもあるようですよ。
すごい!進化してますね!
その3、ごはん用とお水用食器
多頭飼いの場合、ごはん用は、その子専用にした方が良いと思います。
同じ兄弟でも上下関係は作られていきます。
なので、その子専用の食器にしてあげないと、下の立場になってしまったネコは上位のネコが食べ終わるまでズーット待ちます。
ホントに、後ろに座って待っているのです。
遠慮するのですね。
陶器の物やステンレスの物がありますが、動かない・少々どっしりとした器が良いと思います。
うちの子達には、私のお古のお茶碗を使っています。
床から10㎝程度高くしてあげるため、置き場所用の台を置いています。
食べる姿勢が窮屈そうなので専用台を買いました。
約3,000円ほどでした。
食べやすく高さを調整した食器もあります。
一石二鳥ですから、この方が良いですね!
1,000円前後からあります。
お水は、各自飲みたい時に飲むので、大きな食器を用意してあげれば良いと思います。
噴水みたいに湧き出てくるような自動給水器は、ネコは新鮮な水が好きですから、良いアイテムでおすすめです。5,000円から10,000円。
我が家は、大きなサイズ(サラダ用ボウル)の陶器の器を使っています。
なので、時々蛇口からの水滴をペロペロしています。
自動給水器がおすすめです。
その4、キャリーバッグ
生後半年ぐらいで、手術をするために、獣医さんに連れて行くことになります。
イヌと違って、ネコは、変化に対してパニック状態になりますので、準備が必要になります。
おとなしいネコを、洗濯網に入れて獣医さんのところに連れて来ている人がいました。
ネコの性格によるのですね。
我が家のネコ達は大パニックです。
なので、キャリーバックは必要です。
で、
通気性抜群のリュック型がおすすめです。5,000円から10,000円。
ネコは、1年もしない内に、大人サイズになります。
男の子は平均4~5キロになるし、もっと大きな子もいます。お米の5キロを想像してみて下さい。
重いです!
なので、リュックが良いと思います。リュックを好まない人は、せめて、ショルダーが付いている物にしておく方が後々便利だと思います。
ショルダー付きは、3,000円から5,000円。
今日もトラ君を、獣医さんに連れて行きましたが、我が家の物は、手提げのみのキャリーバックなので、私がヘトヘトになりました。
その他
追い追いに、あった方が良い物を挙げておきます。
キャットタワー(爪研ぎと兼ねる)は、10,000円程から20,000円程。
ベッド(ちぐらが大好き)は、1,000円から3,000円程。(ちぐらは、30,000円から)
おもちゃ(猫じゃらし等)は、200円程からいろいろな種類。
消臭剤 は、400円程から。
歯ブラシは、300円程から。
爪切りは、1,500円程。
毛づくろい用櫛は、1,500円程。
耳垢用クリームは、500円程。
粘着クリーナー(コロコロは大切)は、100円から。
綿棒、タオル(シャンプーの代わり)、色付きポリ袋(汚物入れ)は、それぞれ100円程。
保険は子ネコの時に入っておくべきです。(これについては、なんで保険に入るべきなのかを、経験を踏まえて次回に書いていきますね。)
キャットフード
キャットフードは種類も値段もいろいろありますよ。
缶詰めは1缶80円ほどから400円ほどのものや、ドライのものも2~3キロで500円ほどから5000円ほどのものがあります。
好みによりますので少しづつ与えて選んでいくと良いと思います。
ホントにその子によって嗜好が違います。
魚が好きな子やチキンが好きな子、魚でもカツオよりマグロが良いとか・・。
飽きちゃったりするので、適度に違ったものをとっかえひっかえで与えましょう。
まとめ
初めて猫を飼う、ましてや、のら猫を飼うことにフォーカスをしました。
準備する物や費用のことを、お話しさせて頂きました。
フーとかシャーって威嚇されても、ケージの外から「大丈夫だよ・・」って声をかけ続ける忍耐がトレーニングされます。
こちらが、こわごわの状態で猫と接すると、猫達も警戒をします。
猫との距離を少しづつ狭めていくことが大切なのだと思います。
そうしてお互いが慣れていき、1っか月過ぎる頃には猫じゃらしで遊んでくれるようになっていきます。
猫を飼うということは、ちょうど人間の3才位の子どもを育てていくことと同じではないでしょうか?
なので、飼う前と後では、生活のリズムが変わります。
食費や生活費も多くなります。
でも、その分、癒しと夫との会話の話題が増えます。
家族が増えるということなのですね!
これからも、持ちつ持たれつで、楽しみながら一緒に暮らしていきたいものです!